乱菊と織姫が暴れて(?)スタッフが呼び出されていた。

「周りの方に迷惑ですし、お客様の安全も…」
「そんなこと分かってるわよ!」
「いや、しかし、」
「うるさい!そんなにしつこいと女の子に嫌われるわよ!」

「乱菊さん、それは違うんですけど…」

平和だね。(違うぞ、作者!)


やちるは子供らしく雪だるまを作っている、と思いきや、
やちるの周りには100体ほどの雪だるまが転がっていた。

「これが剣ちゃんで、これがあたし。
 で、これがつるりんで、これがひっつ~にこれがいっち~
あと、えんぴつもあるよ!
それとマキマキとか…」

(ここに斑目と、日番谷と一護と石田がいたら、
「つるりんじゃねえ!この野郎!」
「霜天に座せ…氷輪丸」
「ぜんっぜん似てないじゃないか。」
 「えんぴつってもしかして僕?やちるちゃん。」
 「うん!そうだよ!」)

やちるの至福の時間を壊すまいと最初はニコニコしながら、

「すみません、すぐに片付けます。」

と謝っていた女性死神協会だったが、
さすがに100体以上にものぼると

「このままでは営業上、問題に成りかねませんので、やめて下さい。」

注意されてしまった。

これ以上の面倒(乱菊は経営者と話し合いをしていた)はごめんだったので、泣いているやちるを傍らに、すべての雪だるまをくずした。

「知ってる人全部作ろうと思ってたのに!」
「やちるちゃん、わたしね、画用紙いっぱい持ってきたから、後で作れなかった分も全部描こうね!」

織姫が必死で慰め、みんなも「そうそう」、「そうだよ」と相づちを打った。
(やちるが泣き続けると大変だもんね)

「ほんと?」
まだ半べそのやちるが聞いた。
「うん」
「わあい!じゃあ、夜‘ほてる’で描くね!」

子供の立ち直りは早い。

よかった~)
みんなは胸を撫でおろしたのである。


* * *
「今から描く人を決めよう!」
「声に出さないで下さい、やちる会長。」

* * *

5時
乱菊以外の人達は無事にホテルに着くことができたのだ。


「これから、危険な真似はおよし下さい。では、この規約書にサインをお願いします。」
「は~い」
仕方ない、とため息をつく乱菊さんであった。

 

 

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