とある真冬の日、女性死神協会にて。

「雪で遊びたいよう!」
ここで一番元気な会長、草鹿やちるが言った。
「あきらめて下さい。瀞霊廷に雪はそう降りませんからね。」
副会長の七緒が冷たく言い放つ。
「じゃあ、ひっつ~に雪出してもらえばいいじゃん。」
確かにそうである。

しかし、その一筋の希望を無に返したのは松本乱菊だ。
「だめよ、だって今うちの隊長機嫌すっごく悪いんだもん。雪を出してくれ、て聞いたら氷漬けにされちゃうわ。」


事の起こりは昨日である。

* * *

「隊長!この部屋寒いです。何とかしてください!」
「うるさい、松本!第一この部屋は寒くなんかねえ。だいたい寒くても何で俺に言いつけるんだ。」
「やっぱり、隊長が寒くないと言う事は、隊長の霊圧がこの部屋を寒くしているんですよ。」
「どうしてそうなるんだよ。それよりさっさと仕事しろ!」
そう言う日番谷を無視する松本。
「こんなに寒かったら集中できません!」
なにかと理由をつける。
「お前は暑くても寒くても仕事をしないだろうが!」
日番谷はさすがにきれる。

そこで松本は言ってしまった、日番谷の前では絶対に言ってはいけないことを。
「隊長はそんなにちびなのに意地はらないの。    あっ!!!」

「今なんて言った、松本。」
日番谷の顔に青筋が立っている。
がまんの限界の様だ。
「俺はちびじゃねえ!」
日番谷は氷輪丸に手かざした。

「それはやめてください!お願いします、隊長!ちょっとの言葉のミスですから!」
「そうか、言葉のミスか。」
冷静な怒りの怖さが漂う。
「はっ、はい!」
「次はないぞ。」
そう言って、日番谷は氷輪丸を戻した。
「ほっ、よかった。」

でも、それから日番谷隊長はご機嫌斜めなのである。

* * *

「どうしよう、わたしも雪で遊びたかったな。」
虎徹清音が困ったように言う。

「あの、それなら現世にいってみてはどうでしょうか。」
声をあげたのは虎徹勇音だった。

「おお、それはいい!」、「おもしろそう!」、「わ~い!」
みんな賛成のようだ。

と言うことで、女性死神協会の現世行きは決まったのである。

 

 

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