「ではみなさん、集まりましたね。
 これから下に夕食を食べに行きます。
 今忠告しますが、くれぐれも変なまねはやめて下さい。現世の人達もいますので。」

私はみなさんを見渡しました。

はっきり言ってこの人達と1日いるだけで心身共につかれ切ってしまいます。

この人達には何度も注意しなければならない、すぐにアクシデントを招く人達ですから。

乱菊さんはいつでもテンションMAXの人。ここに同趣味の織姫さんがいるものだから、困りごとは必ず、というほど発生します。ついさっきも‘スキーボード’のせいで松本さんがスキー場経営者と話し合いをしたわけですからね。私に言わせれば自業自得です。

やちる会長。この子で一番困っています。常識、という言葉がやちるの辞書には確実にありません。楽しければ何でもやる、これが彼女のモットーでしょうね。まだ子供だから仕方ない、といえば仕方ないですからね。

あとの人達は…
時々解明不可能な事件を起こしますが、あの二人よりは十倍、いや、百倍ましです。私はあの二人で疲れているのです。


さて、話が長くなってしまいました。話を戻しましょう。

みなさんが‘ダイニングキッチン’に集まったわけです。

もちろん、予想したとおりやちる会長ははしゃぎました。

私は一生懸命周りの方に迷惑をかけないようにやちる会長を注意しました。

松本さんは思ったより静かでした。何しろ、織姫さんも一応人間ですから、色々と教えたのでした。

夕飯も終わり、みなさんは部屋で自由行動をしました。

時折、やちる会長のうれしそうな声を耳にしました。

今になって、私は有沢さんと同じ部屋でよかったとおもいます。

始めての人間との一泊、なんだかワクワクします。

私はすこし早いが、ふとんにもぐりこみました。

「お休みなさい、有沢さん。」
「あ、うん。おやすみ。」

そういえば織姫さんの顔やつれてたな。
そんなことを考えながら私は眠りにつきました。

京楽隊長に絡まれないでちょっとさびしくも感じる日がすぎました。

 

 

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